現在私はニュージーランドのホテルのレセプションで働いております。
SeekやIndeedでネット応募したり、Resumeを直接フロントに渡しに行ったり、Facebookで情報収集をするなどして探しました。
ワーホリで仕事をするというと、飲食店やお土産屋が思いつくと思うのですが、意外とホテルの求人は多く、経験はある方が好ましいものの、誰でも挑戦することはできます。
(※2024年8月現在、ニュージーにおける日本国籍のワーホリ生はParmanent jobには応募してはいけませんが一つの雇用主の元での労働期間のリミットはありません。)
ポジションとしてはレセプションやコンシェルジュは経験が求められることが多いですが、ハウスキーピング、ベルアテンド、ポーターなどは経験がなくても始めやすいです。(ポーターはドライバーズライセンスが求められることが多いです。)
今回私は日本でのホテル経験を活かしてレセプションとしての仕事を始めてみましたが、英語に苦戦しているのでよく使う英語をまとめてみました。
初めて海外のホテルで働く方の役に立てればと思います。
ポジションについて
ホテルの仕事は主に、フロントとバックに分けられます。
ゲストと直接接するポジションと、バックで働くポジションです。
FOH
Front of Houseのことでゲストと直接やりとりするフロント側の仕事を指します。
主に、レセプション、コンシェルジュ、ベルアテンド、ポーターなどのポジションです。
Night Auditという夜勤のポジションを指す言葉もあります。
BOH
Back of Houseのことでフロント側ではない裏方の仕事を指します。
主に、ハウスキーピング等の仕事です。
ホテル用語について
Check-in (C/I)
チェックインのことです。
Check-out (C/O)
チェックアウトのことです。
Early Check-in (E/C)
通常のチェックイン時間よりも早くチェックインすることです。
Late Check-out (L/O)
通常のチェックアウト時間よりも遅くチェックアウトすることです。
Arrival
到着という意味でチェックイン件数などを指します。
Departure
出発という意味でチェックアウト件数などを指します。
Interconnecting Room(I/C)
2部屋の室内のドアで繋がっている部屋のことです。
大人数の家族利用などが多いです。
Back to Back (B2B)
異なる予約で連泊することです。
例えば8月2日から4日までを2泊で予約をするのではなく、何らかの理由で、8月2日の1泊と、8月3日の1泊をそれぞれ予約している場合に、実際には連泊ということになります。
ホテルや状況によっては同じ部屋にアサインしてくれることが多いです。
No-Show
予約を受けているがゲストが現れないことです。
Go-Show
予約がないにも関わらずゲストが現れることです。
OTA
Onlibe Travel Agentの略で、Booking.com、Expedia、Trip.com、Agodaなどのエージェントのことを言います。
支払い方法について
ホテルには色々な支払い方法が存在します。
予約者と利用者が同一の場合と異なる場合、支払い者と利用者が同一の場合と異なる場合、会社やエージェントが負担する場合、現地払い、前払い、後日請求など様々なパターンがあります。
省略の仕方はホテルにより多少違いますが、区分はだいたい同じです。
POA(Pay on Arrival / Pay Own Account)
現地払いのことです。
PPD(Pre Paid)
すでに支払い済という意味です。
B(Breakfast)M(Meal)R(Room)P(Parking)A(All)O(Only)
それぞれの頭文字のみを取って何がプランに含まれているかを指します。
C(Company)
会社に請求する場合、ATC(All to Company)やRTC(Room to Company)などと表記します。
A(Agent)
エージェント(=代理店)が支払う場合、ATA(All to Agent)やRTA(Room to Agent)と表記します。
VCC(Virtual Credit Card)
バーチャルクレジットカードを指します。
物理的には存在せず、インターネット上でのみの利用を目的としたクレジットカードです。
バーチャルクレジットカードを利用するOTAも多いです。
Account receivable account
売掛金用口座のことです。
売掛とは代金を後から回収(後日請求)することです。
Charge Back
後日請求のこと(だと思います。)笑
Invoice/Bill
請求書を指します。
ゲストによく使う言い回し
対面接客
FOH、BOHともにゲストによく使う言い回しです。
- Hi, how are you?
- Would you like to check-in/out?
- May I have your name/ID/credit card plesase?
- How can I help you?
- May I help you?
- Excuse me, sir/madam.
- Just give me a minute please.
電話対応
電話対応の際によく使う言い回しです。
- Thank you for calling, this is … Hotel, …speaking, how can I help you?
- May I have your name/confirmation number please?
- Can you hold the line, please?
- Please hold on.
- Please give me a minute.
- Thank you for holding/waiting.
- Thank you for your patient.
その他よく使う英単語や英文
In house
ステイ中のゲストのことを言います。
Lost and Found
ゲストの忘れ物のことです。
Allocate/Assign
部屋割りを決めることを言います。
Hand Over
引き継ぎのことです。
Trace
「跡」のことで、NoteやMemoとほぼ同義です。
Modification
修正や変更のことです。
Validate
チケットなどを有効にすることです。(駐車券など)
Priorize
優先することを指します。
Merge
「融合させる、合併させる」という意味で複数ある顧客情報を一体化させる時などに使います。
Rollover
「乗り換え」という意味で、日付を越してシフトを締める時に使います。
Cash up
シフト毎に金銭収受情報を確認し、シフトを締める時に使います。
海外のホテルで働いてみて
まだ働きはじめたばかりですが、毎日学ぶことばかりです。
ホテルのシステムや周辺観光情報に加え、接客英語や同僚とのやり取りにおける英語はまだまだ覚えることばかりです。
リスニングに関しては、英語のアクセントも人ぞれぞれ違うのでより多くの英語を聞いて鍛えるしかないと実感しています。
スピーキングに関しては、同僚の英語の言い回しを聞いて真似することを繰り返して自分のものにしていこうと努力しています。
まるで新卒社会人のような日々ですが、得るものも多いので挑戦してみて良かったと思っています。
今後新しい英単語や言い回しが増えたら更新していこうと思います🛎
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