スマートサーブ（Smart Serve）頻出用語集！問題の傾向などを教えます【トロント仕事探し】

トロントのあるオンタリオ州では、レストランやバーなどお酒を取り扱う店で働く場合、資格が必要になります。

それがスマートサーブ（Smart Serve）です。

オンタリオ州ではお酒を提供する側の責任が重く、客が酔って怪我をしたり怪我をさせたりしてしまった場合にサーバーの責任が問われます。

そのため、お酒を提供する側はお酒に関する知識やお酒で起こりうるトラブルを知っておく必要があります。

トロントでこれから仕事探しをする場合に持っていて損のない資格です！

私がスマートサーブを勉強した経験から、これから受ける方の為に役立ちそうな情報をまとめました。

※単語の意味は自分で調べたものなので正確性を保証できるものではありません。

スマートサーブ（Smart Serve）概要

スマートサーブは、オンラインまたはインクラスで受講ができます。

オンラインで受講する場合、スマートサーブのHPから「Individual Account」で「REGISTER NOW」というボタンを押してすすめていきます。

インクラスの場合は直接トレーニング施設に申し込むようです。

料金は44.95ドルで、トレーニング（モジュール）とテスト2回分が含まれています。

オンラインでしたらトレーニングもテストも24時間自分の好きな時に受講することができ、申込みから30日以内にトレーニングとテストを完了しなければいけません。

テストの合格基準は80％以上で、資格の有効期限は取得から5年間です。

言語は英語、フランス語、中国語、韓国語、パンジャーブ語、スペイン語の6言語が利用可能ですが、なぜか日本語の選択肢はありません。。。

グーグルのサイト翻訳を使ってトレーニングとテストを受けた人もいたのですが、私はなぜかその翻訳が機能せず、すべて英語でがんばりました。普通に英語の勉強でした（笑）

オンライン受講に必要なもの

• ネット環境
• ウェブカメラ付きのパソコン（ChromeまたはFire Fox）
• 個室
• 写真付きのID

テストの際に、ウェブカメラでカンニングがないか監視されるようですが、実際カメラに入らなければこっそりメモなどでカンニングは可能です（笑）

図書館等の公共の場では受験不可とされているようです。

 

スマートサーブ頻出用語集①

スマートサーブを勉強していてよく出てきた単語やわからなかった単語をまとめました。

スマートサーブをこれから勉強される方の参考になればと思います。

用語	意味
intoxication	酔っている
premises	建物、店舗、敷地
tissue	組織
absorption	吸収
tolerance	許容範囲
slurred speech	ろれつが回らない
pupilus are dilated	瞳孔が大きくなる
alartness	機敏さ
endorsment	承認、裏書き
eligibility	適格性
sue	訴える
tavern	居酒屋、酒屋
deny	拒否
barred	禁じられた
disruptive	妨害する
hostile	敵対的
intervene	介入する
catcalling	（女性に対しての）ひやかし
verbal	言葉だけの、口頭の
elimination	排除
eject	立ち退かせる
violation	違反
issue	発行する
inhibition	制止
stimulant	興奮剤
depressant	抑制剤
metabolize	代謝する
formula	方式
substitute	置き換える
negligence	過失
animated  ≒  boisterous	騒がしい
civil liabilty	民事責任
criminal liability	刑事責任

 

 

 

スマートサーブ頻出用語集②

次はスマートサーブによく出てくる法律や略語をまとめたものです。

用語	意味
The Liquor Licence and Control Act (LLCA)	オンタリオ州のお酒に関するライセンス法
Blood alcohol content(BAC)	アルコール血中濃度
Alcohol and Gaming Commission of Ontario(AGCO)	オンタリオ州の委員会
Special Occasion Permits(SOPs)	お酒を提供する場所の許可
Liquor Sales Licence(LSL)	お酒を販売するライセンス
Sandy’s Law	妊娠中の女性が飲酒をするとFASDになり得るという警告をする標識の提示を定めた法律
Fetal Alcohol Spectrum Disorder(FASD)	胎児性アルコールスペクトラム障害
Bring Your Own Wine(BYOW)	自分のワインの持ち込みが許可されている場所
Occupier’s Liability Act(OLA)	占有者責任法

 

 

スマートサーブ頻出用語集③

続いてマリファナに関する用語です。

用語	意味
Cannabis	マリファナ
Tetrahydrocannabinol(THC)	多幸感を覚えるなどの作用がある向精神薬
Cannabidiol(CBD)	カンナビジオール
Edibles	マリファナ入り食品

 

問題を解く時のTIPS

複数回答するものが多い

テストの中には「正しいものをすべて選択しなさい」や、「間違っているものをすべて選択しなさい」という問題があり、複数回答をしなければならないものがあります。

回答の選択肢の中で、「Always」「Only」「Automatically」などがつく回答は間違えである可能性が高い傾向があると思いました（笑）

よく出る問題

酔った人に対する対応の仕方や、BAC（アルコール血中濃度）に関する問題はよく出ました。

人が酔った時のサインは何か、酔った人にどのように対応するべきか、店に入れても良い人か、お酒を売っても良い人か。

オンタリオでは酔っていると判断される人はお店の入店やお酒の購入を拒否しなければならず、その判断基準が問われる問題が多かったです。

BAC（アルコール血中濃度）に関しての問題も多く、BACは体の大きさ、体脂肪、フィットネス（健康度合い？）、年齢、性別などによって異なります。

同じ量のアルコールを飲んだとしても、体が小さい人はBAC高くなり、大きい人は低い。

体脂肪が高い人はBACが高くなり、筋肉量が多いと低くなります。

高齢だとBACは高くなり、若いと低くなります。

女性は男性よりもBACが高くなります。

例えば下記のような問題です。

Oscar and Felix both weigh about 175 pounds. Oscar is in his late 40s and is not in good physical health, but Felix is a 24-year-old competitive swimmer. If they both drink the same number of Standard Drinks, who will likely have the lower BAC?

→こちらの問題は背丈が同じ男性が同じ量のお酒を飲んだ時、40歳で健康ではないOscarか、24歳で競泳選手のFelixどちらがBACが低いかが問われています。この答えはFelixですね。

また、お酒を売ることができるのは18歳以上、飲むことができるのは19歳以上です。年齢確認の方法なども問題に出やすかったです。

 

資格取得にかかった期間

私は資格取得に3日間かかりました！家や図書館にこもってトレーニングを2周行いました。

実は2回テストに落ち、もう一度講座を購入しました。。。

90ドル近くかかってしまいました（泣）

3度目でようやく80％以上の合格点が出せました。

合格してから数時間後に正式な合格メールが届き、資格ナンバーなどもメールに添付されてきました。

これでお酒を扱う仕事につくことができます！

英語の勉強にもなり、普通にお酒に関する知識もだいぶつきました。

良い機会だと思い取得することをおすすめします🍶