こんにちは、現役ホテリエのmiです。
ついに2020年10月1日から東京を含む全国で適用可能となった「GoToトラベルキャンペーン」!
キャンペーン事業の一貫として10月1日から、「地域共通クーポン」の付与も始まりました。
このキャンペーンは2021年1月末までとなっています。(修学旅行は3月遂行分まで)
意外と残り期間が少ないのでこの機会を有効に活用したいですね!
今回は、ホテルで働く私がGoToトラベルキャンペーンを利用したホテル予約と地域共通クーポンについて解説していきたいと思います。
最後におすすめのホテル予約方法を紹介しますのでぜひ参考にしてください。
GoToトラベルキャンペーンについて簡単に解説 ※注意点あり
GoToトラベルキャンペーン簡単に言うと、日本政府が観光業の再興を目的として行っている旅行代金割引キャンペーンです。
1回の旅行で1人1泊最大2万円(日帰りの場合最大1万円)を給付上限として、旅行代金の35%が割引となります。(給付上限額は、旅行代金割引額と付与される地域共通クーポンを含んだ値段です)
よって、基本的に旅行者が支払う旅行代金は、通常設定価格の65%となるわけです。
この割引の利用回数制限は設けられておりません。
なお、注意点が何点かあります!
2020年10月10日(土)2:00以降に予約される場合、割引上限金額は1人1泊あたり最大3,500円(税込)に変更させていただきます。1人1泊あたり10,000円以下は最大35%割引となります。(じゃらんnetより抜粋)
2020年10月13日(火)13:00以降に予約される場合、割引上限金額は1人1泊あたり最大14,000円(税込)に変更させていただきます。(じゃらんnetより抜粋)
Go To Travelクーポンを多くの方にご利用いただくため、2020年10月10日午前2:30よりGo To Travelクーポンの割引上限金額を1人1泊あたり3,500円に変更いたします。(一休.comより抜粋)
10月10日2時30分よりGo To Travelクーポンの割引上限金額を1人1泊あたり3,500円に変更しておりましたが、この度「Go To トラベルキャンペーン」の支援額増額が発表されましたので、10月13日正午より上限14,000円のクーポン適用を再開いたしました。(一休.comより抜粋)
地域共通クーポンについて簡単に解説 ※注意点あり
地域共通クーポンとは、Go To トラベル事務局の登録を受けた店舗・施設で使うことのできるクーポンのことで、宿泊施設の都道府県と隣接する都道府県で利用可能です。
旅行代金の15%相当が地域共通クーポンとして旅行者に還元されます。
クーポンは1,000円単位となっており、お釣りは出ません。
電子クーポンと紙クーポンの2種類あり、予約方法によって付与される方法は異なります。
電子クーポンは、スマホやパソコンで発行可能ですが、紙クーポンについては旅行代理店窓口または宿泊施設で受け取ります。
ここで数点注意事項があります!!
電子クーポンはスマホから利用可能!ガラケーは不可なので注意しましょう。
GoToトラベルを利用してホテルを予約する方法
予約の仕方は主に3つに分かれます。
OTA(Online Travel Agent)を利用する方法
OTAとは、オンライン上のみで取引を行う旅行会社のことです。
最近はこちらを利用してホテルを予約する方はとても多いのではないでしょうか?
GoToトラベルキャンペーンを扱っている代表的なOTAは以下になります。
- じゃらん(紙クーポン)
- 楽天トラベル(紙クーポン)
- 一休.com(電子クーポン ※2020/12/16Check-inより紙クーポン)
- るるぶトラベル(電子クーポン)
- Booking.com(電子クーポン)
- Agoda(紙クーポン)
OTAを利用すると、どのホテルがGoToトラベル割引適用となるかがすぐにわかり、割引後の価格もすぐに確認することができます。
ほとんどが事前に決済を済ませることもできるのでチェックインの時間を短縮できます。
例えば一休.comで予約をして事前カード決済をし、電子クーポンを獲得すると、チェックインをとてもスムーズに通過することができます。
紙クーポンは基本的に、ホテルのチェックイン時に付与されます。
リアルエージェントを利用する方法
リアルエージェントとは、実際に店舗を持つ旅行会社・旅行代理店のことです。
GoToトラベルキャンペーンを扱っている代表的なリアルエージェントは以下になります。
実店舗に出向いて窓口で予約をした場合、旅行会社の方がGoToトラベルについても説明してくれるかと思うので、旅行に不慣れな方やWEBが苦手な方、またプロに相談して旅行をカスタマイズしたい方にはおすすめです。
地域共通クーポンについては、予約方法や予約内容によって異なる場合があるので要確認です。
紙クーポンの場合は旅行代理店窓口にて手渡しとなることが多いようですが、ホテルで付与となる場合もあるようです。
私のホテルではJTBからのお客様がいらっしゃいますが、ホテルで手渡しする事案は発生しておりません。
ホテルへ直接予約する方法
ホテルへ直接予約をする場合、ひと手間発生します。
ホテルの公式WEBサイトからGOTOトラベルキャンペーン適用プランを選択して予約を進めますが、旅行者自身で「STAY NAVI」と呼ばれるポータルサイトに別途登録が必要となります。
STAY NAVIとは、株式会社ピアトゥーという会社が運営している、ホテル直接予約の際に、Go Toトラベルキャンペーン割引の手続きを行うポータルサイトです。
それぞれのホテルが公式サイトにGoToトラベルキャンペーンを適用したプランを新たに設置するには時間を要するため、割引手続き機能を切り離してまとめて行ってくれるポータルサイトとなります。
STAY NAVIに登録し、予約済のプランを同期させることで、プラン毎の割引額が計算され、付与されるべき地域共通クーポンも割り出してくれます。
ホテルによっては、電話やメールで直接予約を受注した場合、STAY NAVIの代行登録を行っているところもあるようですが、基本的に代行は行っていないものとして考えていた方が良いでしょう。
私が働いているホテルも、基本的には代行登録は行っていません。
OTAやリアルエージェントなどの旅行会社を通した際は、エージェント毎にそれぞれGoToトラベルキャンペーンに適用した形となっているのでSTAY NAVIに別途登録する必要がありません。
地域共通クーポンは紙クーポンとなり、ホテルのフロントで付与されます。
おすすめの予約方法はこれ!
私がおすすめするホテル予約方法は、紙クーポンが付与されるOTA(Online Travel Agent)で予約することです。
つまり、じゃらんや楽天トラベルを利用してホテルを予約する方法をおすすめします。(※じゃらんは割引額上限が設定されてしまったため削除しました)
理由は3点あって、
- OTAであれば予約から支払いまで自宅で、スマホやパソコンを使ってすべて完結できるため
- 電子クーポンより紙クーポンの方が使える店舗が多いため
- じゃらんポイントや楽天ポイントを使う・または貯めることができるため
以上の理由からです。
中でも楽天がおすすめです。なぜなら、紙クーポンを発行するためのQRコードがメールで送られてくるのでとてもわかりやすいです。
じゃらんは、ログインをして予約確認画面からQRコードをはじめて確認することができます。
ホテルから見たGoToトラベルキャンペーン
私が勤める東京のホテルでも、GoToトラベル事業が東京でも適用になってからはお客様が増え、活気が戻ってきました。
大変ありがたいことです。
しかし、予約処理やチェックイン時にするべきことが増え、ミスのないよう慎重に対応方を模索しているという状況です。
予約処理の際にするべきこと
お客様から受注する予約の中には、GoToトラベルキャンペーン適用のプランと通常プランが混在しています。
それはキャンペーンが開始する前から受注している予約が自動的にGoToトラベル割引適用となるわけではないということと、現状出ているプランにもGoToトラベルキャンペーン用プランと通常プランが混在していること、以上の理由からです。
「キャンペーン以前の予約に関して、GoToトラベル適用プランに変更したい」という問い合わせが多数来ています。
その場合、お客様ご自身で以前の予約を一旦取り消していただき、再度取り直していただくという方法を案内することになります。
手間にはなりますが割引額が大きいので取り直してこられるお客様も多い現状です。
私のホテルでは、GoToトラベル適用プランの予約処理の時、割引額と地域共通クーポン額を再度確認しています。
チェックイン時にご案内すること
チェックイン時にホテルのフロント係がするべきことについてご紹介します。
- 宿泊者全員の本人確認書類をご提示いただく。(写真付きが推奨されますが、お持ちでない場合公的機関が発行した身分証明書を2点ご提示いただきます。)
- ホテル現地払いご希望の場合、GoToトラベル割引を適用した額を算出し、お支払いいただく。
- 地域共通クーポンが紙クーポンの場合、お客様がお持ちのGoToトラベル手続き完了画面のQRコードをご提示いただき、専用のアプリを利用してフロントで読み取り、紙クーポンを発行する。
通常のチェックイン作業に加えてこの行程が加わり、通常よりもチェックインにかかる時間は長くなりました。
しかしお客様もご理解いただいているようで協力的な方が多く助かります。
紙クーポンをお渡しする場合、行程③が発生するのですが、電子クーポンの場合発行のためにホテルですることは得にありません。
OTAを利用して予約されて、事前決済・電子クーポン対象の予約だと圧倒的にチェックインが短時間になります。
お客様をお待たせすることもないのでホテル側としても大変助かります。
GoToトラベルキャンペーンについて少し詳しくなれたでしょうか?
この機会を最大限活かして旅行したいですね!♬
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